自我を捨てる

 先日NHKで「永平寺」の再放送を見ました。「永平寺」とは仏教の禅宗の宗派の曹洞宗の大本山で福井県にあります。私の実家は曹洞宗で30代頃から「禅」に興味があり「永平寺」にも一度は訪れてみたいと思っていました。

仏教の修行は厳しい宗派もありますが「永平寺」の修行も又厳しいようです。曹洞宗の修行は様々有りますが、主に「座禅」を組む事にあります。仏教の修行の行き着く先は「悟り」を得ることだと思いますが、曹洞宗では「座禅」の行き着く先は「自我を捨てる」事と指導僧が話していました。

昔読んだある先生の書籍に鍼治療をやっていると「鍼そのものになりきる」と書かれた言葉を覚えています。夢中になって物事を行っていると「自分というものが無くなる」という事だと思いますが、私にも同じ経験があります。日常生活や仕事でも一生懸命夢中になって物事に取り組んでいる方は同じ経験をしたことがあるのではないでしょうか。という事は日常生活や仕事でも夢中になって物事に取り組んでいれば「悟り」を開け「自我を捨てる」事が可能だと思います。

「自我を捨てる」とはその人の精神性や霊性を高める事だと思いますが、一人一人がそういった生き方をしていれば、この世の中が争いごとや悲しいニュースが無くなり地球の人々皆が幸せに暮らせると思うのですが・・・

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